木登りに適した木

2001.8.8 雛元 昌弘、金子知也

木登りに適した木の条件は、次のとおりです。

@ 太い幹から枝が適当な間隔で出ており、子どもが手足をかけて登りやすいこと。
A 枝の間隔が開いている場合は、幹に手を回して抱きついて登れる太さであること。
B 枝が折れにくい太さであること。
C 枝の張り出しが水平方向に近く、幹の付け根に足をかけた時に、幹と枝に挟まれて痛くないこと。
D 樹皮がコルク質で柔らかくて滑りにくいか、滑らかで感触がいいこと(腕に触れてチクチクしたり、木肌がはがれて滑りやすくないこと)。
E 細い枯葉などが、首筋などに入りにくい木であること。
F 毛虫や蜂がいないこと。
G 周りが開けていて、見晴らしや風通し、日当たりがよいこと。
H 地面が柔らかい場所であること。


以上のような条件から、わが国で木登りに適した木(比較的のぼりやすい木)をあげると、次のとおりです(とりあえず、順不動)。
木登りに適した木
樹種 樹高 地域 特徴
マテバシイ 10〜15m 本州(紀伊半島)、四国、九州、沖縄 暖地の沿岸地に生えるほか、街路樹や港延珠としても植えられている。
コナラ 15〜20m 北海道、本州、四国、九州 雑木林に生える代表的な樹種。どんぐりの実がなり、椎茸の原木に使われる。
ミズキ 10〜20m 北海道、本州、四国、九州 山地に生え、材はこけし材として使われている。
ブナ 15〜30m 北海道、本州、四国、九州 山地に生え、保水力が強い。
クリ 15〜20m 北海道西南部、本州、四国、九州 山地に生え、縄文時代から食用にされていた。
アキニレ 13〜15m 東海地方以西、四国、九州 山野に生えるが、街路樹などにも植えられる。
ケヤキ 20〜25m 本州、四国、九州 山野に生え、街路樹や公園樹としても使われている。
イロハモミジ 10〜15m 本州、四国、九州 山野に生え、庭木などにも使われる、モミジの代表種。
クスノキ 20〜30m 関東南部以西、四国、九州 暖地に生え、古くから神社や寺の境内に植えられる。
カツラ 20〜25m 北海道、本州、四国、九州 山地の渓流沿いなどに生え、1株から何本もの幹を出すものもある
シナノキ 15〜20m 北海道、本州、四国、九州 山地に生え、樹皮は繊維が強く、布や縄に用いた。
クワ     葉はカイコの餌として使われ、紫色に熟した実は甘くおいしい。
ハンノキ 15〜20m 北海道、本州、四国、九州 低地の湿ったところに生え、4〜7pの尾状の花がつく。
オニグルミ 7〜20m 北海道、本州、四国、九州 山野の川沿いに生え、直径3pの実がつき、食べられる
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