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木登りイベントの進め方

2003.5.19 埼玉木登り隊(雛元昌弘)

 安全に木登りを楽しむ方法は、いろいろあると思います。
 ここでは、ロープはしごを補助的に使う、1つのタイプのものを紹介します。このような道具を使わなくても、枝が多い楠などは登れますし、腕で抱えられる直径10〜30pの細い木なら、腕の力のある子どもなら、裸足で容易に登れると思います。
 また、ロープはしごを使わないで、足をかけられるロープを幹にセットする、という方法も考えられると思います。
いろんな遊び方を、開発していきましょう。

1.私たちの木登りの考え方

@ 年齢にあわせて、道具をできるだけ使わずに木登りを楽しみます。
―登りやすい木を捜して、木登りを楽しみます(ロープ登りで、難しい木をガンガン登って楽しむ、という方法はとりません)。
A 親が確保用ロープ(命綱)を持ち、子どもが木登りを楽しむ、イベントとします。
―確保方法は、インストラクターが教えます。
B 子どもは、自分で考え、ルートを探しながら登り、降りるようにします。
―親は、頼まれた時以外は、指示しないようにしましょう。
C ただせかされて登るのでなく、木の上では遠くを見たり、木を上から観察したり、ゆっくり楽しみましょう(効率よくこなすのではなく)。
―いろんなメニューを用意し、並んで待つ、というようなことなく、楽しめるようにしましょう。
親が確保

2.イベントの規模

以下の体制は、20〜30人の幼児から小学生を想定しています。

3.準備(ハード)

(1) 木登り
@ 木登り用の木(3本程度―幼児、小学生4年以下、小学生5年以上)の枝のない部分の幹に、それぞれロープはしごをセットしていきます。
枝のないところはロープはしごで A 一定の高さで、安定性がよく、遠くが見える枝を最終地点とし、その上の枝にシュリング(確保用の6oロープ)を巻き付けてカラビナをかけ、ザイルを通し、確保用のトップロープとします。 トップロープで安全を確保


(2) ターザンロープ
@ 体が大きく地面から離れるよう、斜面などを利用して、5m程の横枝にシュリング(確保用の6oロープ)を巻き付けてカラビナをかけ、太いロープを結びつけます。
A ロープ端に、T字型に横木を結びつけ、お尻を乗せられるようにします。
B 適当な斜面がない時には、足場(脚立など)を用意して、そこからスタートするようにします。
ターザンロープ

(3) ロープわたり
@ 子どもが手でぶら下がりながら、ロープ渡りができるよう、上下に2本のロープを渡します。
A 体重がかかる下のロープは、パワーウインチで強く張ります。
B 上のロープに手が届かない幼児は、親が手で支えながら渡らせます。

(4) ソフト・ツリーハウス
@ ゴンドラ型の2つは、子どもが自力で登れる高さに、横枝に吊します。
A テント型(大人2人用)は、5mほどの高さに幹に添わせて張ります。この時、横枝からテント内に入りやすいように、場所を選びます。
ゴンドラ型ソフトツリーハウス テント型ソフトツリーハウス

4.実行体制(インストラクターと親の役割分担)

インストラクター・ボランティア
@ 受付 1名(ゼッケン着用など)
A 木登り(3本) 1人(インストラクター)
2人(インストラクター)
@ハーネス・ロープの着用
Aトップロープの確保
B ターザンロープ 1人(インストラクター) スタート時の安全確保
C ロープ渡り 1人(インストラクター) 手が届かない時に、手で支える。
D ソフト・ツリーハウス(ゴンドラ型)2 1人(指導役) ゴンドラを揺らして遊ぶ。
E ソフト・ツリーハウス(テント型) 2人(指導役)―1人は上で見守り @ハーネス・ロープの着用
Aトップロープの確保
木登り隊   4名
インストラクター 4名

5.木登りなどの注意事項

(1) 木登り

ハーネスは緩まないように @ 3点支持(4本の手足のうち、3本が必ず木、ロープはしごなどに着いている)を必ず守るよう徹底します。
A 体が足場(枝やロープはしご)に垂直に立つよう、意識します。
B 足場になる枝やロープはしごの足場は、落ち着いて捜します(特に、下りはよく見えない)。
―親は、先走りして指示しないように。
C ハーネス・ロープが緩まないよう、長さを調整してください。
D 確保用ロープは、登る場合には緩みすぎないよう、また、降りる場合には張りすぎて行動を妨げることがないよう、小刻みに調整して下さい。
E これまで例はありませんが、立ち往生したり、宙づりになった場合には、すぐにインストラクターが助けに行きます。
―親は、確保に専念するとともに、大きな声で騒ぎ子どもがパニックにならないよう、冷静に対応します。

(2) ソフト・ツリーハウス(ゴンドラ型)

@ ゴンドラ型之ソフト・ツリーハウスは、屋根をはずして揺らす事ができますが、揺らした時に、回りの人に当たらないよう、くれぐれも注意して下さい。
―近づいた子どもの頭に当たった例があります。
A 男の子は、激しく揺らすことが多いのですが、木の上でのんびり寝ることをイメージするような機会も作って下さい(ただ、あまりガミガミと大声を出して規制しないように)。
ゴンドラを揺する時は衝突しないように